妊活中の冬の過ごし方
つつみ鍼灸整骨院の鍼灸師の真船です。
日に日に寒くなってきましたね。
冬は、東洋医学では「腎」と深い関わりがあるとされています。腎とは「精」に関係するもので生命の根源であり、「妊活」とも深いつながりがあります。
寒い冬の間をどのように過ごすかによって暖かい春がきてからの体調にも影響が出てきます。
では、冬の間をどのように過ごすと良いか、、
大事なことは、
①質の良い睡眠
②身体を温める(特に足先、腰まわり)
③根菜類・貝類・黒い食べ物を摂る
根菜類は身体を温める効果が高いとされています。また「黒」も冬や腎に属する色とされているため黒い食べ物(黒豆、黒ゴマ、海苔、ひじき等)や、貝類(牡蠣、しじみ等)どれも腎のパワーを高めるものなので積極的に取り入れると良いと思います。
パワーを取り入れ温めてぐっすり眠る!
寒い時期にこそしっかり「腎」を育てましょう!
多嚢胞性卵巣症候群の海外研究
つつみ鍼灸整骨院の院長の松岡です。
今回は多嚢胞性卵巣症候群の海外研究についての報告です。
不妊症でお悩みの方に多く見られる多嚢胞性卵巣症候群は、生殖可能年齢の女性に多く、排卵障害を起こし不妊原因になります。
当院に不妊症でご来院される患者様のだいたい3名に1名くらいは、多嚢胞性卵巣症候群の病名をお持ちです。
そこでスウェーデンでの多嚢胞性卵巣症候群の研究論文をご紹介。
スウェーデンで妊娠可能女性24名(多嚢胞性卵巣症候群、希発月経と無月経患者24例)に低周波鍼通電療法をおこなった研究では、24例中9例は、治療前3ヶ月の総排卵数4回(全27ヶ月)だったのが、治療3ヶ月までの総排卵数は31回(全47ヶ月)と大きく改善しました。また、良い効果を得た9例は効果のなかった15例と比較し明白な代謝障害が少なかった。
と、報告されています。
鍼灸は多嚢胞性卵巣症候群はもちろんですが、自律神経が整い、妊娠しやすい体作りに有効です。
悩まずに私達に託してみてください。
排卵障害性不妊症に鍼灸
つつみ鍼灸整骨院の松岡です。
排卵障害でお悩みの女性はとても多く当院にも多くの患者様がご来院されています。
今回は排卵障害性不妊症に関する中国の研究結果を報告します。
甘粛省白銀市景泰県人民病院の張永宏氏は排卵障害性不妊症では西洋医学の排卵促進単独治療よりも、鍼治療併用の妊娠成功率が高かったと報告しました(上海鍼灸雑誌、19年5期)
対象:排卵障害性不妊症の106例。平均年齢29±4歳、平均不妊年齢3.49年。これをランダムに西洋群(排卵促進剤治療)、鍼治療群各53例に分け、両群ともに排卵促進剤を合計3月周期おこなった。
結果:排卵率は
西洋群55.3%(159周期中88周期)
鍼群75.5%(159周期中120周期)
妊娠成功率は西洋群30.2%(16例)鍼群60.4%(32例)
そして鍼群はFSH、LH、E2で西洋群よりも優位に高かったとの結果がでました。
【鍼灸柔整新聞第1102号より抜粋】
すごいですね!鍼灸最強ですね!!
実際に当院の患者様の中にも、排卵障害が良くなり妊娠に至ったという症例はいくつもあります。
あきらめずに是非ご相談いただければと思います。
多嚢胞性卵巣症候群と鍼灸
つつみ鍼灸整骨院の院長松岡です。
不妊原因の一つに多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)があります。
卵巣の中の卵胞が排卵されず残り月経異常を招きます。
そこでPCOSに対する鍼灸の効果がスウェーデンの研究で示されたので紹介です(*’▽’)
84名のPCOSの女性を3グループ、
①電気鍼を4か月受けるグループ(33名)、
②週3回の運動グループ(34名)、
③運動と食事改善の重要性を指導されただけで何もしなかったグループ(17名)に分けたところ、
鍼灸を受けたグループと運動に取り組んだグループは筋交感神経活動が低下し、
また鍼灸を受けた女性は、他のグループに比べ更に、
月経不順、ホルモンバランスの改善割合が高かったとのこと。
鍼灸は子宮、卵巣動脈を拡張させ子宮卵巣環境を向上させるだけでなく、
女性ホルモンのバランスを整えることも可能です。
不妊にお悩みのご夫婦を1人でも多く力になってあげたいと思っています。
是非ご相談くださいね。