妊娠しやすい体づくり(2)
つつみ鍼灸整骨院の真船です。今回は「妊娠しやすい体づくり」についてです。
当院では妊活される患者さんに対して、自律神経を整え妊娠しやすい体づくりを目指してお手伝いをさせていただいています。
そもそも自律神経とは、自分の意識とは関係なく自律的に行なわれる体の働きのことをさしますが、
では、日頃の生活の中で自律神経を整える心がけとはどのようにしたら良いのでしょうか?
特別な機材も費用も時間もいりません!!
私が思う一番手っ取り早く日常生活に取り入れられるオススメの整え方は、”呼吸”を意識する!ということです。
私たちは毎分毎秒たえず呼吸をしていますが、これも自律神経作用のひとつです。
自分の意識では変えられないはずの自律神経を意識的に変えられる方法、それがまさに”呼吸”なのです!
ゆっくり深呼吸をする、ただそれだけでも意識的におこなうことで副交感神経が優位になり、心身ともに
リラックス効果が得られます。また、呼吸を整えることで血流も良くなり、これからの季節厄介な”冷え”の対策にもなります!
当たり前にしている呼吸を意識するだけでこんなにも良いことばっかり☆\(^o^)/
ゆっくり深ーい深呼吸 ×5~10回
体のなかを良い気が巡ってる、体に良いことしてる気がしてきませんか?!☆(o^^o)
ーー心身ともに健やかに妊活を進められますようにーー
多嚢胞性卵巣症候群の海外研究
つつみ鍼灸整骨院の院長の松岡です。
今回は多嚢胞性卵巣症候群の海外研究についての報告です。
不妊症でお悩みの方に多く見られる多嚢胞性卵巣症候群は、生殖可能年齢の女性に多く、排卵障害を起こし不妊原因になります。
当院に不妊症でご来院される患者様のだいたい3名に1名くらいは、多嚢胞性卵巣症候群の病名をお持ちです。
そこでスウェーデンでの多嚢胞性卵巣症候群の研究論文をご紹介。
スウェーデンで妊娠可能女性24名(多嚢胞性卵巣症候群、希発月経と無月経患者24例)に低周波鍼通電療法をおこなった研究では、24例中9例は、治療前3ヶ月の総排卵数4回(全27ヶ月)だったのが、治療3ヶ月までの総排卵数は31回(全47ヶ月)と大きく改善しました。また、良い効果を得た9例は効果のなかった15例と比較し明白な代謝障害が少なかった。
と、報告されています。
鍼灸は多嚢胞性卵巣症候群はもちろんですが、自律神経が整い、妊娠しやすい体作りに有効です。
悩まずに私達に託してみてください。
排卵障害性不妊症に鍼灸
つつみ鍼灸整骨院の松岡です。
排卵障害でお悩みの女性はとても多く当院にも多くの患者様がご来院されています。
今回は排卵障害性不妊症に関する中国の研究結果を報告します。
甘粛省白銀市景泰県人民病院の張永宏氏は排卵障害性不妊症では西洋医学の排卵促進単独治療よりも、鍼治療併用の妊娠成功率が高かったと報告しました(上海鍼灸雑誌、19年5期)
対象:排卵障害性不妊症の106例。平均年齢29±4歳、平均不妊年齢3.49年。これをランダムに西洋群(排卵促進剤治療)、鍼治療群各53例に分け、両群ともに排卵促進剤を合計3月周期おこなった。
結果:排卵率は
西洋群55.3%(159周期中88周期)
鍼群75.5%(159周期中120周期)
妊娠成功率は西洋群30.2%(16例)鍼群60.4%(32例)
そして鍼群はFSH、LH、E2で西洋群よりも優位に高かったとの結果がでました。
【鍼灸柔整新聞第1102号より抜粋】
すごいですね!鍼灸最強ですね!!
実際に当院の患者様の中にも、排卵障害が良くなり妊娠に至ったという症例はいくつもあります。
あきらめずに是非ご相談いただければと思います。
ED(勃起障害)に鍼灸
つつみ鍼灸整骨院の院長松岡です。
今回は勃起障害についてです。
妊活において女性の生殖機能向上はもちろんですが、男性においても当然重要です。
今回中国における勃起障害にたいする鍼灸の報告を見つけたので報告します。
●ED(勃起障害)における76症例の灸頭鍼療法
北京の解放軍空軍病院中医科・李浄草らは、ED(勃起障害)に対する灸頭鍼治療を報告した(中国鍼灸、17年6期)
対象:同院中医科と男科の外来患者76例、平均年齢32±12歳(25から64歳)、平均罹患期間5.0±1.3年
治療法:1日1回(毎回40分)、10回を1クールとし、3クール治療(クール間2日休止)
結果:治癒30例・著効32例・無効14例。総合効果率81.6%
すごいですね!
当院では灸頭鍼は火傷のリスクも考えておこなっていませんが、鍼の横にお灸で刺激すれば同様の効果は出せます。
また、EDではなく、精子の数や運動率、奇形率でお悩みの際も是非ご相談ください。
子宮内膜症と不妊ついて
つつみ鍼灸整骨院の院長の松岡です。
今回は子宮内膜症についてです。
子宮内膜症は生殖可能年齢女性の約10%が罹患しているとも言われていて、実際当院にも多くの患者様がご来院されております。近年では卵巣がんとの関係性も注目されており、特に閉経前後の子宮内膜症に関しましては、癌化の可能性も視野に入れなければならないと言われています。20代から30代に多く、月経痛(月経困難症)を主訴とし、加齢と共に(月経の回数を重ねるにつれ)症状が強くなる場合は、本症が疑われます。不妊症との関りもありますが、妊娠分娩とともに症状も軽減することもあると言われています。
子宮内膜症と不妊の関係性
子宮内膜症を合併している不妊患者の約7割前後は初期子宮内膜症であるとの報告があります。この初期内膜症が不妊症状に与える影響としましては、
①卵胞発育異常②黄体化未破裂卵胞症候群③高プロラクチン血症④黄体機能不全などです。
原因としましては瘀血(おけつ)、いわゆる汚れた血液の関与が東洋医学的にはあると言われています。子宮自体の機能が運動不足や自律神経の機能が低下することによって、月経血が腹腔内に貯留し発症に至ります。
子宮内膜症で鍼灸は有効であるか?
鍼灸では子宮内膜症に関する痛みの緩和が可能であるとの多くの報告が多くなされていることからも、根治は難しいまでも、医師の管理のもとの鍼灸治療はある程度は有効と言えると思います。実際に当院に来院されている、子宮内膜症との診断をされた患者様の多くは、鍼灸治療によって症状の緩和に至っている方も多いです。施術目的としましては、子宮卵巣においての血流改善、瘀血の解消が中心になります。
是非ご相談くださいね。
流産を繰り返す原因について
つつみ鍼灸整骨院の院長松岡です。
今回は流産についてです。流産は妊娠されたご夫婦にとって、大変つらいことと思います。少しでも多くの、お悩みのご夫婦のお力になれればと思います。
流産を繰り返す原因
原因は多種多様ですが、大きく分けると以下に分けることが出来ます。
1)内分泌異常によるもの
主に高プロラクチン血症や甲状腺の機能に異常が原因となります。甲状腺のホルモンの過剰や不足は、内分泌の乱れの原因になります。
2)自己抗体や血液の凝固異常によるもの
自己抗体の異常や血液の凝固異常があると、胎盤の中で血栓が形成されたり、胎児への酸素や栄養の供給が不足し、流産になります。
3)染色体の異常
臨床的に流産とされる死産の50%から70%が染色体の異常という報告もあります。卵子の染色体異常は母体年齢の上昇に伴い増加する傾向にあります。
4)偶発的流産・リスク因子不明
最も多く、主に胎児側の染色体の異常がほとんどです。母体に問題が無ければ次の妊娠に向けての活動が可能です。
最後に
当院は不妊に悩まれる方の少しでもお力になれればと思い、日々鍼灸の技術知識の向上に努めております。流産は経験された方にとって、とても悲しいことと思います。でも、あきらめずに頑張ってみてください。希望の灯は決して消えてはいないです。応援しています!
妊娠率に影響?!子宮内フローラとは?
つつみ鍼灸整骨院の院長松岡です。
今回は子宮内フローラについてです。
子宮内フローラは一般的にはあまり知られていないかもしれません。
簡単に言うと子宮内に存在する細菌叢のことです。
以前は子宮内は酸性なので細菌自体が存在しない、いわゆる無菌状態であるといわれていましたが、2015年米国ラトガース大学の研究により乳酸桿菌の存在が分かりました。実は乳酸桿菌のだす乳酸により子宮内の酸性が保たれ、その酸により子宮内の雑菌の繁殖が防がれているようです。
この子宮内フローラ。非常に重要です。
なんと子宮内での乳酸桿菌(善玉菌)の率が90パーセント以上だと着床率がなんと、2.5倍!出生率も10倍の差があるようです!逆に
しかも検査(子宮内膜マイクロバイオーム検査:EMMA)も容易なようです(^^♪
他のメリットとしましても
①体外受精などをおこなう子宮環境であるか否かの判断材料となる。
②流産率を低下させる。
③胎児の感染症リスクを下げることが出来る。
等があるようです。
是非通院されている担当の医師に相談されてみると良いかもしれません。
ちなみに当院の患者様でも鍼灸施術により子宮内フローラの率がかなり向上された方がいらしゃいます♪
是非ご相談くださいませ♪
クロミッド(排卵誘発剤)中に鍼灸は受けていいの?
つつみ鍼灸整骨院の院長の松岡です。
不妊治療を病院で受けれている方の中で、クロミッドを服用している方は結構多いと思います。ですので今回はクロミッド服用中に鍼灸は受けていいのか?という内容でお話したいと思います。
まずクロミッドとは・・・
クエン酸クロミフェン製剤とも言い、脳にあるエストロゲン受容体に作用をして、視床下部からの卵胞刺激ホルモンの分泌を増加させ、卵胞の発育を促すお薬です。副作用としては子宮内膜が薄くなってしまう。子宮血流が減少する。頚管粘液が減少する等の報告があります。
当院にご来院されている患者様も服用されている方も多いです。
私の考えとしましては鍼灸は受けていただいた方が絶対にいいと思います!
なぜかといいますと、先ほど記述した『子宮内膜が薄くなってしまう』、『子宮血流が減少する』というクロミッドの副作用が軽減できるからです。
実際当院の患者様でもクロミッド服用の方も多いのですが、鍼灸施術によって子宮動脈、卵巣動脈の血流量が増大することは論文でも報告されていますし、内膜に関しましても問題になるレベルで薄くなっている方はあまりいないように思います。
良質な子宮環境、卵巣環境の向上、卵子の質を高めるならば、子宮や卵巣の血流を良くすることは必須です。
鍼灸で妊活、妊娠しやすい身体作りを頑張りましょう!
※クロミッドの効果の半減期は5日から3週間とも言われており、服用をやめてからも副作用が残りますので、注意が必要です。
妊娠しやすい体作り(1)
つつみ鍼灸整骨院の院長松岡です。
日本は世界平均の1.8倍の不妊大国といわれています。
当院にも多くのご夫婦がご来院されています。
不妊体質の方に以外に多いのが体重異常です。
最も妊娠しやすいBMIは22と言われています。
【BMI=体重kg ÷ (身長m×身長m)】
太りすぎの場合は運動や食事の質を見直し適正体重を目指しましょう!
【適正体重=(身長m×身長m)×22】
また、中々太れないという方は、
胃腸の消化吸収力低下が原因のことが多く、
鍼灸がおススメですよ!!
胃腸機能、睡眠、発汗、心臓の拍動、子宮や卵巣等、身体の多くの機能は自律神経によってコントロールされ、機能低下により様々な不調を来し不妊症もその一つです。
妊娠しやすい体作り頑張りましょう。
妊活に有効なサプリメントは?
つつみ鍼灸整骨院の院長松岡です。
妊活で葉酸を摂取している女性は多いと思います。
実際、葉酸は流早産や胎児発育不全、神経管の正常な発育に有効とされていますが、葉酸と同じくらいに大切なのが、オメガ3系脂肪酸(DHA、EPA、亜麻仁油等)です。
ある研究によると、オメガ3系脂肪酸の摂取量に比例して妊娠・出生率の上昇、良質な卵子・精子生成、妊娠中では胎児の脳の発達、高齢者の認知の緩和にも役に立つとのこと。
鍼灸も自律神経や冷え性や良質な卵子、子宮環境形成に有効ですですから、オメガ3を積極的に摂取と鍼灸で是非妊活頑張っていきましょう。
ご相談くださいね。(^^♪