つつみ鍼灸整骨院の院長の松岡です。
不妊治療を病院で受けれている方の中で、クロミッドを服用している方は結構多いと思います。ですので今回はクロミッド服用中に鍼灸は受けていいのか?という内容でお話したいと思います。
まずクロミッドとは・・・
クエン酸クロミフェン製剤とも言い、脳にあるエストロゲン受容体に作用をして、視床下部からの卵胞刺激ホルモンの分泌を増加させ、卵胞の発育を促すお薬です。副作用としては子宮内膜が薄くなってしまう。子宮血流が減少する。頚管粘液が減少する等の報告があります。
当院にご来院されている患者様も服用されている方も多いです。
私の考えとしましては鍼灸は受けていただいた方が絶対にいいと思います!
なぜかといいますと、先ほど記述した『子宮内膜が薄くなってしまう』、『子宮血流が減少する』というクロミッドの副作用が軽減できるからです。
実際当院の患者様でもクロミッド服用の方も多いのですが、鍼灸施術によって子宮動脈、卵巣動脈の血流量が増大することは論文でも報告されていますし、内膜に関しましても問題になるレベルで薄くなっている方はあまりいないように思います。
良質な子宮環境、卵巣環境の向上、卵子の質を高めるならば、子宮や卵巣の血流を良くすることは必須です。
鍼灸で妊活、妊娠しやすい身体作りを頑張りましょう!
※クロミッドの効果の半減期は5日から3週間とも言われており、服用をやめてからも副作用が残りますので、注意が必要です。