つつみ鍼灸整骨院の松岡です。
今回は多嚢胞性卵巣症候群についてです。
多嚢胞性卵巣症候群でお悩みの女性は非常に多いですね。
当院にご来院されている妊活をがんばっている患者様の
半分近くいらっしゃるかもしれません。
多嚢胞性卵巣症候群は卵巣の壁が硬くなり、
排卵障害を起こす疾患です。
随伴症状として排卵障害、吹出物、多毛、肥満などがみられることもございます。
原因としましては、
まず黄体ホルモン(LH)と卵胞刺激ホルモン(FSH)のバランスの乱れがあります。
また膵臓からのインスリンというホルモンも影響があります。
インスリンは血糖値を下げるホルモンです。
食事を取り、消化吸収の過程で高くなった血糖値は、
インスリンの働きにより血糖が下がり細胞内に取り込みます。
ここでポイントなのがGI値(グリセミック指数)です。
このGI値は何かというと、
食べ物によっての血糖の上昇率を数値化したものです。
実は食べ物によって血糖値の上昇の仕方って違うんですね(^^♪
●GI値が低い物
ソバ、玄米、春雨、小麦全粒粉パン、ごぼう、トマト、
りんご、みかん、キノコ類、葉物野菜、カブ、大根・・・
GI値が高いと血糖が急上昇 → インスリン分泌が多く必要であり膵臓に負担をかける。
●GI値が高い物
白米、パン、うどん、コーンフレーク、じゃがいも、
にんじん、上白糖、はちみつ
GI値が低いと血糖の上昇の仕方が緩やか → インスリンの分泌も少なくて済み、膵臓にも負担がかからない。
GI値が高い物を摂取→血糖が急上昇→インスリン分泌→繰り返しによりホルモンバランスを崩す→多嚢胞性卵巣症候群のリスクが上がる。
といった感じです。
ですから、多嚢胞性卵巣症候群の方は、
GI値も意識して食事を摂取していただくと良いと思います。
ご相談くださいね(^^♪